どうもこんばんは、七草粥です。
外に出ると花粉に襲われ一歩歩くたびにHPが1ずつ削られるような今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
僕はこの時期常に状態異常:花粉症。
なんのきのみ食ったら治るんでしょうねこれ。モモンの実かな。
へい、本題入りましょう。
さて、前回の記事ではイラストレーターを目指して学校に通いたい、と思ってる人に少しでも役立つ記事をと思い、僕の専門学校時代の経験を色々とお話ししました。
前回は1年生編をお送りしました。
今回は2年生編、いよいよそれぞれの進路がはっきりし、各々それに向けて邁進していきます。
前回の引きでは1年時の後半からゲーム会社さんに作品をお見せする機会が増えていき、「商業で通用する作品とは」っていうのを意識させられるようになる的なことを書きました。
イラストレーターを目指して専門学校に入りたいと考えている全ての人がソシャゲのカードイラストとかのゲームに使用されるようなイラストを描きたいわけではありませんよね。
でもやっぱりゲーム業界というのはイラストを取り扱う業界の最大手なんです。
僕は学校での経験でそれを痛いほど思い知りました。
それがキャラクターデザイン学科がゲーム業界と強く結びついていて、学生の多くをその業界へ輩出する理由だと思われます。
でもやっぱり色んな学生がいます。
かわいい女の子を描くのが上手な人、カッコイイ男の子を描くのが上手な人、型にはまらない個性的なイラストが描ける人、へたうまなイラストが描けたり、かわいい女の子なんだけどゲームっぽくはなくて、おしゃれなファッション雑誌だったり広告とかにマッチしそうなキャラが描ける人・・・。
1クラスでもほんとに色んな才能が集まります。
1年時にはみんな同じカリキュラムを受けて自分の作品がどんな業界に合っているのか色々考えて、2年時にもみんな同じカリキュラムを受けるには受けますが、その中で各々がそれぞれの目標に向かって別の行動を取るようになります。
ここでようやく「イラストレーター」っていうワードが出てくるようになります。
これまでの1年の経験で色々紆余曲折あった僕も2年時の初めにはイラストレーターとしてやっていく決心をつけまして、学内、学外の様々なコンペにガンガン参加するようになります。
それに通れば出版物の表紙イラストを飾れたりして一躍イラストレーターデビューが出来るといったものです。
大体落ちたんですが、日々の授業やプロの先生のアドバイス、たくさんの方々の支えもあり、落ちても頑張った分後々の結果に色々結びついていって2年時の後半、書籍の何ページかにイラストを載せてもらえるという形でひっそりとイラストレーターデビューを果たすことになります。
前回の記事ではこう書きました。
イラストレーターとしてやっていきたい人が学ぶべきは
自分の「武器」を知ること、その武器を「伸ばす」こと、その武器を「売り込む」こと。
僕は学校のおかげで自分の武器を「伸ばす」ことに成功しました。
では残りの二つはどうでしょう。
思い返せば2年時のカリキュラムはこの残りの二つを知る1歩手前に立つことが目的だったのでは今になって思います。
僕は少なくとも在学時は自分の「武器」を把握しきれないまま伸ばしていました。
かわいい女の子が描けることなのか、カッコイイ迫力あるイラストが描けることなのか、アニメ塗りだったり厚塗りだったり幅広い画風を持ってることなのか。
どれを自分のメイン武装にすべきか把握することを疎かにしていたのです。
僕はカイリキーでもなければ天津飯でもないので、腕は2本しかありませんから武器を何本も持つのは不可能なんです。
それに気づけないままキャラクターデザイン学科のコンセプトのままに自分の「幅を広げる」ことに注力し、「幅が広いことが自分の武器」だと思い込んでいたんですね。
これでは「売り込む」方法も探れません。
もう1度言いますね。
イラストレーターとしてやっていきたい人が学ぶべきは
自分の「武器」を知ること、その武器を「伸ばす」こと、その武器を「売り込む」こと。
これからイラストレーターを目指して専門学校に入りたいと考えている全ての人へお伝えしたいのは
1つ。自分の「武器」、何が得意で好きなのか、どんな絵が描けて、どんな絵が描きたいのかを知ってください。
向き、不向きあると思います。
「あんな絵が描きたいけど、どうしてもこんな絵になっちゃう。」
その「あんな絵」があなたの「好き」で「こんな絵」があなたの「得意」です。
「好き」と「得意」、どちらを伸ばしても良いと思います。どちらを伸ばしてもそれはあなたの「個性」で「武器」になります。
2つ。見つけたその「武器」を強くしてください。仲間や友達に良い刺激をもらいながら自分の「好き」か「得意」、または「好きで得意」を表現し続けてください。そうすれば自ずと武器は強くなっていきます。
3つ。強くした「武器」が役立つ場所を見つけてください。それがあなたの「舞台」で「市場」です。なにもゲーム業界だけがイラストの舞台ではないのです。このご時世イラストは色んなところで重宝されます。
今では京都の地下鉄や地域のイベントのポスターでさえキャラクターイラストを見かけますよね。
2つ目と3つ目は順序が逆でも良いと思います。
だけど僕のように闇雲に頑張らなくて良いように、自分の「武器」だけは絶対に知っておいてください!!
学校ではがむしゃらになれば「武器」を「伸ばす」ことは絶対にできます。でもその「武器」を「知る」ことと「売り込む」場所と方法は自分で考えてください。学校はヒントは与えてくれますが答えは自分で見つけてなんぼだと思います。
大変かもですけどその3つを絶えずやっていけば夢は叶います。半分自分に言い聞かせてるところもありますが絶対に。
こんな僕でも「イラストレーターになる」っていうとりあえずの夢は叶えられたんですから。これからですよこれから。
以上が僕が至った結論です。
2年生編終わりです。最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
・・・長ッッッ!!!
ほんま長いやん。そら書くん2時間半かかるわ。
はい、それでは~
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