こんばんは、七草粥です。
いやーお久しぶりです。ちょっと更新止めておりました。
最近の記事で構図の話をするようになってから写真に興味を持つようになりまして、前々から持ってたコンパクトデジタルカメラの使い方をちょっと勉強しました。F値とか測光方式とかEVシフトとか・・・、覚えてみると楽しいもので今は道端に咲いてるお花の写真を撮るのにハマっております。
で、せっかく写真を撮り始めたわけだし、イラストの勉強になればと思い、これまで培ってきたイラストの加工の仕方やphotoshopの機能の知識を使って写真の加工(レタッチ)をしてみました。今回はその工程をちょろっと紹介したいと思います。
今回レタッチする写真はこちら。
綿毛。かわいいでしょ。お花じゃないやんってツッコミが飛んできそうですね。
近所のレンタルDVD屋さんの近くの川原で撮った写真です。かわいいでしょ。
さて、この写真をこれからイラストを色調整をする時の要領であれこれレタッチしていきます。
使用ツールはphotoshop ccです。
それではまず光源を見つけます。
オレンジの枠内を見てください。葉っぱの色を見た感じ右上から光が当たってることが分かります。つまり画面の右上の方を明るく、左下の方を暗めにすればいいわけです。
というわけでベースとなる写真レイヤーの上に"オーバーレイ"レイヤーを作り、画面右上の緑を鮮やかに、左下を青くしてみました。
ここでちょっと発見がありまして、いつものイラストなら明るい部分はもっと黄色寄りにするんですが、今回のような葉っぱの緑が大部分を占める場合、陽光の黄色より葉が持つ緑色を鮮やかにすることで更に画面映えすることが分かりました。
思いがけず色塗りの勉強になりました。
この工程で全体の方向性が大体決まってきたので次は"主役"を目立たせたいと思います。
"覆い焼き(リニア)- 加算"レイヤーを上に作り、明るめの黄色で毛の密集部分と真ん中の綿毛がくっついてる部分(名前分からん)と光源の影響を強く受けるであろう画面右上の葉っぱや左の"くき"などを強調します。さらに"スクリーン"レイヤーを上に作り、エアブラシで白よりの黄色を使って綿毛の輪郭をふんわりさせます。
次に再び"スクリーン"レイヤーを作り、"グラデーション"ツールで明るめの黄色を使って右上から左下に綿毛にちょっとかぶる感じでかけて、さらに画面を明るくします。
最後の工程です。ほぼ微調整ですね。
再び"覆い焼き(リニア)- 加算"レイヤー、"スクリーン"レイヤーを作り、綿毛の先ほどと同じ部位をさらに明るく強調、さらに右側奥の小さい葉っぱや花をエアブラシでふんわり明るくさせてディティールを曖昧にします。
次に、"乗算"レイヤーを作り、左下の暗い部分を青でさらに暗くして、綿毛とのコントラスト差を強くします(あんまり変わんないですね)。
はい、以上で完成です。最初と見比べてみたら随分変わりましたねー。これまでに学んできたコントラスト差やディティール差で被写体を目立たせるといった手法も取り入れてやってみました。
写真であっても自分なりにレタッチしてみると不思議と普段のイラストっぽくなるのが面白かったです。
そもそもがフォトレタッチソフトであるphotoshopがやはりこういうのには強いですが、今回の作業工程はほぼ全てSAIやclip studioでも出来ます。色使いの勉強にもなりますので気分転換にこういうことやってみるのもアリだと思いますよ~。
それでは~っ
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