こんばんは、七草粥です。
昨日、京都国際マンガミュージアムに行ってきました。ゴールデンウィーク中ってこともあってこれまで何回か行った中で一番混雑してました。どこを歩いても立ったり座ったりしながら蔵書されてる漫画を読んでる人がいっぱい。古いのから新しいのまで凄まじい量の漫画が蔵書されていて、外国語訳されてるのも一定数あるので客層は老若男女、外国の方も多数いました。
芝生の上で親子揃ってそれぞれ好きな漫画読んでる家族見てると微笑ましくなりましたね~。僕は大体ぼっちで行ってその時やってる展示見た後、漫画を読むだけ読んで帰るんですが家族連れでも楽しめるみたいです。
さて今日は新しい構図と絵を目立たせるための色差(コントラスト)についてちょっと勉強したのでその話をしようかなと思います。
今回ご紹介するのはトンネル構図って言う構図です。周囲を暗くしたり背景に上手く物体(モチーフ)を配置することで被写体のある個所へ視線を誘導する構図です。
このトンネル構図と一緒に画面を構成するモチーフのコントラストを考えて、被写体を目立たせる方法を探っていこうと思います。
それでは今回使用するこちらのサンプルをご覧ください。
今年も桜の季節過ぎちゃいましたね。今年はあんまり見れなかったので、せめてと思い描きました。ちょっと百合っぽい感じ。
このサンプルラフでは真ん中に配置したメインの被写体である2人の女の子を手前の桜の木と花で囲んで目立たせようと試みています。
被写体が真ん中にあるので日の丸構図の要素も含んでいますね。
現段階では色が白黒のみなので、大きさの影響で手前の桜が目立ちすぎてますね。距離感を出すためにぼかしをかけてみましょう。
ぼかすと同時に手前の桜の主線の色を薄くしました。大分メインの女の子2人が目立ってきましたね。
ここからコントラストの話になってきます。
今メインの女の子2人が目立っているのは、女の子の主線が黒で桜の主線がグレーなので画面の大部分を占める白とのコントラストが女の子の方が大きいからです。また、ぼかしたことによって桜のディティールが曖昧になったこともキャラを目立たせるのに一役買っていますね。
このままでもメインのキャラが目立ってて良いのですが、画面のコントラストを調整することでさらに被写体を目立たせることができます。
どうでしょうか。桜に影を落とすことで主線の色とのコントラストを小さくしました。こうすることで桜の主線が曖昧にできる上にキャラクターとの間のコントラストを大きくできてトンネル構図の効果をさらに引き上げています。
最後にキャラクター自体に色をつけることでさらにキャラクターを目立たせてみましょう。
はい、女の子に色を付けました。彼女たちのブレザーの色がこの絵で最も白とのコントラストが強いので目立っていますね。もはや誰が何と言おうとこの絵のメインは彼女たちですよね。
こんな感じで被写体を目立たせるコツをあれこれ試してみました。
それでは最後に今日学んだトンネル構図と被写体を目立たせる方法をまとめてみましょう。
・トンネル構図
被写体を囲むようにモチーフを配置することによって被写体を目立たせられる構図。被写体とモチーフとのコントラスト差が大きいほど良い。
・被写体を目立たせる方法
〇ディティールをハッキリさせる(逆に周りのモチーフのディティールは曖昧にしてみる)。
〇主線とその周りの背景の色とのコントラストを強くする(逆に周りのモチーフの主線はコントラスト弱く)。
〇被写体の色をその絵の中で最も目立つ(コントラストの強い)色にしてみる。
こんなもんでしょうか。
個人的には今回めちゃ勉強になりました。皆さんにも何かのお役に立てましたら幸いです!
それでは~っ
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